Omixの日記

自分(24歳/男)の周りの色んなこと、について考えるときに思うことを、真面目に書いたり、ふざけて書いたりしています。コメント、質問等お気軽に下さい。よろしくお願い致します。

【報告】「就職活動」について考えるときに僕の思うこと

 

現在,僕は大学院修士課程(理系)の2年でついこの間まで就職活動を行っていました.

 

いわゆる「就活」というやつです.

 

この「就活」,おそらくやったことある人なら分かるかも知れませんが,恐ろしく嫌なイベントの一つです.(全く誰がこんな残酷なこと考えたのでしょう)しかも高確率で通過しなければならない.説明会に出て,エントリーをしてテストを受けて何回も面接を受けて,みたいなことをたくさん行い,なかなか内定は出なくて,まるで自分が否定されているみたいで,周りの友達の進路は決まっていって,といったように,ちょっと想像するだけで頭が痛くなります.

 

(よく言われる話ですが)今までは,まずは勉強を頑張りましょう.良い大学に入りましょう.と言われ,ちょっとでも異質な子がいればぺちぺちと頭を叩かれるのに,就活になった途端

 

「自分の長所は?」「勉強以外に何を頑張った?」

 

と聞かれるわけです.

ちょっと,ちょっと待ってくれよ

今まではとりあえず勉強を頑張れよという話だったじゃないか,なんで急に勉強以外を,しかもオリジナリティを求めるんですか?という話になります.しかも他にもコミュニケーション能力,容姿,(当たり前のように)学歴,運,を求められ,もうなんでもありの総合格闘技状態になってます.列海王も驚き,まさに地獄です

 

普通に電車に乗っているサラリーマンの方々,働いている方々,こういった就活を乗り越えてきたんだなあと思うと頭が下がる思いです.

 

そんな就活を僕もこの間まで行っていました.就活を終えて思ったことをつらつらと書いていきたいと思います.アドバイス,なんてたいそうなことはできないので独り言をペラペラ言っていると思って,お読み(お聞き)くださいませ.

 

冒頭であんなことを(地獄やなんやかんや)と言っておいてこんなことを言うと,どこからか2リットルペットボトルが飛んできそうですが,僕は就活結構楽しかったです.自分で言うのもなんですがラッキーだったんだと思います.(僕自身,人生の局面局面でことごとく人に恵まれることが多いです.本当にありがたいことです)

 

就活が楽しかった理由としては,人と話すのが好きだから,が1番大きかったと思います.圧迫面接とか聞きますけど,自分より目上の人と(しかもそれが自分が目指している企業の社員さんならなおさらですが)話をするのって結構楽しいですよ.

ありがたいことに就活での面接は基本的に自分以外のことは聞かれません.大学受験のように,「なぜ俊一はこのようなことを言ったのか?」「この化学式は何?」みたいなことは聞かれないわけです.

 

「なんでこの業界なんですか?」「学生時代チームで頑張ったことはなんですか?」のようにちょっと考えれば答えられるようなことを聞かれるわけです.でもこれが逆に就活の難しいとことであり,答えが一つに定まりません.(なんか理系みたいなこと言っていやだなあ)

 

しかもアンサーの良い悪いは面接官によって左右されてしまいます.(ある程度フラットに採点されていると思いますが)面接官の色,もっと言ってしまえば面接官の好き嫌いが出てしまいます.とりあえず高い点数を取ってしまえば(容姿や育ちなんか関係ねえ!)自分の好きなところに行ける点数至上主義の大学受験とはわけが違います

 

例えば採用ボーダーに乗っている,ほとんど評価の変わらないA子さんとB子さんがいた場合,それならめちゃくちゃ美人なA子さんを採ろうか.という話になる可能性があるということです.

 

非常につらいです.これが不採用をいただいたときに(そんなわけないのですが)なんか自分が否定されている,みたいに感じるわけだと思います.周りにも流星群のごときお祈りメールが降り注いでいる友人がいましたが,やはり悲しそうというか,しんどそうでした.

 

逆に僕はというと(ありがたいことに)5社面接をしたんですけれど,すべて内定をいただけました.(ムカついた方,分かります.僕だって自分で言っていてムカつきます)僕が受けた企業はメーカー,IT系でした.しかも時価総額ランキング(これが会社の直接的な価値を示している訳ではありませんが)でTOP20(あまり詳しく言うとバレてしまいそうなので)に入るような企業から,内定の方をいただけました.友達と就活について話しているときも「お前マジで就活プレデターだな」と何度も言われたものです.

 

ですが,正直言って僕は大学生活,人に自慢できるような頑張ったこと何もありません.ゴロゴロしながら縁側でスーパーカップを食べていたような大学生活でした.カンボジアに小学校を建てに行ったこともないし,日本語しか話せません.サークルさえやってないんです.しいて言うなら(ちょっとググってみたんですが)「有名企業への就職に強い大学ランキング」でTOP20(こちらもあまり詳しく言うとバレてしまいそうなので)の大学院に通っているくらいです.だから,どうしてそんな被流星群友人(彼は非常に優秀です)と僕(みたいなちんちくりん)が全く逆の評価になってしまったのか,良い側にいた僕でさえ「なんて不平等なんや」と思ったくらいですから,逆の立場だったら就活に心底ムカついていたと思います.

 

そういう意味で客観的に見れば就活って非常に難しい,残酷なシステムだと思います.ましてや今は新型コロナウイルスが流行ってる状況で各企業とも内定数を減らし,厳しい状況の会社がたくさんあります.就職氷河期なんてことばがぬるく感じるほど冷えに冷え切っていますクーリッシュなんて一生溶けず飲めません.

 

だからこれから就活を始めれる皆様,僕から言えるのは気を強く持ってくださいという事です(笑)就活を終えて思うのは就活はつくづくメンタルゲーだなということです.どこか一つ自分の行きたいところに受かってしまえば,あとはのびのび「ここも受けてみよ,受かったらラッキーやなー」という感じで受けられます.僕がまさにこれだったんですが,1番最初に自分の行きたかった企業から内定をいただくことができました.しかも3月ごろにいただけたので「まだ,いろんな会社が募集してるしまだやってみよか」と思い,受けてみたらあれよあれよ,という間になんだか凄そうな(実際凄いんですが)企業から内定をいただけて,自分でもびっくりしています.噂によると同期の主席が同じ就職先らしく,GPAが藤川全盛期球児の防御率くらいしかないからしたら肩身がつぶれる思いです.

 

逆に全然内定が出てないと焦り,周りがどんどん決まっていき焦り,いままでやってきたことが否定されているようで焦り,その焦りが他の面接でも顔に出てしまい不採用を貰い,といったように地獄のループです.もう就活が嫌になる気持ちしか芽生えません.辛くなると思います.

 

ですから気持ちを強く持つことが1番大切だと思います.正直言って就活なんて運だと思います.

例えば大学受験では東京大学に受かるような人は日本大学にも受かるでしょう.しかし,日本大学に受からない人は東京大学には受かりません.ですが,就活では日本大学に受からなくても東京大学に受かるようなことが起こる可能性があるということです.(もちろんみんながやっているようなことは最低限やった上で,ですが)なので宝くじに応募したような気持ちで(文字で書くほど簡単なことではありませんが)落ちてもあまり落ち込まずじゃあ次うけてみるか,となれることが非常に大切になってくると,自分の就活そして周りの人たちを見て,僕が思うことです.

 

もし強いて就職活動の具体的な(大変恐縮ですが)アドバイスをするならば,僕が必ず準備していたことは「何故,その業界なのか」「何故,その会社なのか」「その会社で何をやりたいのか,自分の強み(経験)と結びつける」ということはすらすらと言えるようにしておきました.僕はよく車の運転中にそれらをペラペラ言えるように練習していました(笑)また,面接はzoomだったのでミーティングに参加する前は「ショートコント,面接」と唱えるようにしていました(笑)これが効果があったのかどうかは分かりませんが,面接と考えるより自分のことをお喋りに行く,と捉えられるようになると一気に心が軽くなるかと思います.

 

僕が就活を終えて思うこと,言葉にできるのはこれくらいです.今の時代,勤めた会社が一生続いている可能性は昔に比べてずっと低く,転職が当たり前の時代になっています.ですから,これから就活を始める皆様,就活でこれからの人生がすべて決まるなんて思わずに,肩の力を抜いて軽い気持ちで受けてみると意外と良い方向に転がってくれる(人生とは往々にしてそのようなものかもしれませんが)転がってくれるように僕自身祈っております.今回は以上です.読んでいただきましてありがとうございます.

 

Omix