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oomix888の日記

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【小説 1】ちんぽんち(2)

 

 

多分これはぽんちなのだろう。
そういう風にしか言うことができなかった。
なぜなら僕は周りの人間がぽんちになったことなんてなかったしましてや本物のぽんちなんて1度たりとも見たことがなかった。

しかし僕はぽんちになってしまった自分のちんぽを見ていると不思議とこれはぽんちなんだと信じ得ざるをえなかった。そう思わせるだけの何かがこのちんぽいや、ぽんちにはあった。

僕が着ていたちんぽTシャツの脇がグシャっと汗で滲むのがはっきりと感じられた。

しかし僕は想像以上に冷静だった。まるで冷蔵庫からだしたばかりのコカ・コーラみたいに頭の中はクールだった。

さらに不思議と僕はこの後なにをすればいいのかおおよその見当はついていた。急に自分のちんぽがぽんちになっていたなんて、きっと公園で遊んでいる5歳のボーイに説明したって信じてくれそうもないようなこんな状況でも。

僕はステップを踏めばいいんだ。このぽんちと。僕はぽんちが以前ちんぽだった時に一緒にステップなんて踏んだことはなかったけれど体は、ぽんちは勝手にステップを踏み始めていた。
ステップを踏み始めると世界はもうすでに動き始めていた。もうどうしようもないくらいに動き始めていた。ありとあらゆるものがちんぽに時にはぽんちに変わってしまっていた。それらのちんぽやぽんち達はずっと前からあたかも自分がちんぽやぽんちだったみたいに振る舞い始めていたし僕の頭はもうすでにいろいろなことを思い出すことはできないようになっていた。何もかもがおそろしく遠い昔のように起こった出来事のように感じられたし実際ずっと前に起こってしまった事象なのかもしれない。
「このことをちんぽ弱者に言っちゃダメだよ。」
そのとき小人が僕にいった。
おそらくそう言ったのだろう。実際小人は声を発してはいなかった。口がそう動いただけである。
小人は続けた。
「君はいまステップを踏むことができたね。まるでブレック・ファーストにコーンスゥプとエッグ・トーストを食べているみたいにいとも簡単にね。それはみんながみんなできることじゃあないんだよ。ちんぽを自由に操ることのできる限られたちんぽにしかあのステップを踏むことができないんだ。そうだね、マスターオヴちんぽだったかマスターオヴぽんちだったかどっちか忘れちゃったけどそんな風に言うらしいね。あのステップを踊れるちんぽは。いいかい。君のちんぽはもうちんぽではないんだよ。もうぽんちなんだ。君はもう昔のちんぽだったときのようにちんぽとして生きることはできないんだよ。ぽんちとして生きるしかないんだ。これは決まりなんだよ。僕が決めたわけじゃないし、森の偉い鹿が決めたわけでもないんだ。決まりっていうのは決まりとしてそこに存在してるんだ、始まりを探ちゃいけないし終わりを作ろうとしてもダメなんだ。決まりってのはそういう風な仕組みになってるんだよ。火曜が終われば水曜がくる。太陽が沈めば月が出る。なにも理由はないそういう仕組みなんだよ。」

「それとねもう1つだけとっても重要な決まりがあるんだ。それはとても重要なんだ。きみのぽんちになってしまったちんぽのこれからを決めるとっても大切なことなんだ。」

小人はまた声の発せられない口を動かし始めた。

To be continued…