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oomix888の日記

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【小説 1】ちんぽんち

背筋を伸ばし静かに目を閉じると風の匂いが僕を包んだ。明らかに秋の終わりと冬の始まりを含んだ風だった。そこには秋の食物達の死の間際の叫び声があり、冬の凍てつくような寒さがあった。冬の寒さが食物達の叫び声を凍らせてしまうと僕の耳にはキシキシとという微かな痛みだけが残った。
食物達は死んだ。完全な冬の到来をアナウンスする風だった。この風はどこから来たのだろうか。シベリアだろうか。釧路だろうか。もしかしたら小学校の冷凍庫の中かもしれない。そんなことは僕にはどうでもよかったし、これから先必要なことでもないので僕は考えるのをやめた。

僕にはもっと頭の体積を多く使って考えるべき事柄が滞積していた。
体積だけに。
その事柄を考え始めるためにはいつも僕は多くの時間を必要としなければならなかった。
なぜならそこには少しばかり距離があるのだ。タクシーを拾い地下鉄に乗り込みまた少し歩き、電車を何本か乗り換えるように。でもたまにだけ急行の電車に乗れるようにわずかばかりの時間だけでそのことを考えるようになれるときもある。要はタイミングなのだ。

なにを言っているのだろうと思う人もいるかもしれないが、この事柄を話すとき少し前置きをしておかないと混乱してしまう人がわずかばかりいるのだ。

「もうそろそろ話したらどうだ?」

小人が言った。

僕は話し始めた。

この世界の人間いやちんぽには大きく分けて2つのパターンオヴちんぽに分けられる。1つ目はぽんちになることを求めて日々生活をしているちんぽ。
2つ目はぽんちなど幻想と言い切りちんぽをただ解放して生きるちんぽ。
この世界のパターンはこの2つのちんぽだけにしか分類されない。それ以上でもそれ以下でもないのだ。

おそらく君は混乱してはいないだろうあれだけ長く前置きしたのだから。

そして僕の家族は完全なアンチちんぽな一家だった。つまりアンチんぽだった。失敬。アンチぽんちだった。父はちんぽ企業に努める1級ちんぽ士。いいも悪くも保守的なちんぽだった。母は典型的なちんぽ障害。一切ぽんちに関しては知識がなかった。そんな家庭の中、兄はぽんちになりたがっていた。しかし兄は死んだ。おそらく死んだといってよいのだろう。突然消えてしまったんだ。煙みたいに。

兄が死んでから1年がたった昨日それは突然に起こった。

僕のちんぽがぽんちになっていた。

 

To be continued…